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2013-01-03 (Thu)
どうも~、オネエです~。
魔法の迷宮、皆はもう挑戦したやろか? …多分、挑戦してはるお人の方が大多数やろね。
今日はその魔法の迷宮に端を発する冒険の話でもしよかな。


異世界とこの世界が繋がってしもうたらしい、魔法の迷宮。
入る度に形も、中にいてる魔物もガラっと変わってしまうこの不思議な迷宮へ行く為の鍵を、
この間私も無事に手に入れたんよ。


迷宮への誘い人…見えへんね。


……人が多すぎて、誰が誰と来てるんやらさっぱりやね;
ともあれ不思議の多いこの迷宮、仕組みはよう分からへんねんけど、お外の世界の朝が来たら
迷宮の果てにある豪華な宝箱が復活するようになってるん。

更に、中には魔物だけやのうて色々な宝物も落っこちてるみたいやから、一度行ったら
そんで終わりやのうて、何度でも挑戦してきたくなる作りなんよねv

そういう訳で、オネエも何度か挑戦したんやけど。


意気揚々と走った、んやけれども…。


…挑戦、したんやけど……。

これがまあ、話すのも忍びない位転がされてもうたんよ。…オネエだけが。
オネエだけがいうんも正しい表現ではないんやけれど、唯一の蘇生持ちかつ、そこそこの
回復ができる旅芸人がいの一番に転がされたら……まあ、後は大体想像できそうな感じやん?

最初から組んでもろてた勇者の兄さんは、兄さんらしゅうに励ましてくれはったんやけど。
それでもやっぱり、私は改めて痛感せざるを得んかったんよねえ。
…立ち回りのまずさやとか、体力の貧弱さっぷりやとかを。


そりゃ、格好ええ兄さんの背中に守られるんはオネエの本望やよ?
けど守ってもろた挙句に先陣切って地面に転がってたら、世話ないやない。

せやから私は、この時密かに決めた。
強うなろうって……せめて生半な魔物の爪牙には倒れん位に、強うなろうって。


迷宮で苦杯を舐めた後、私はひっそりとした湿原の一角まで足を運んだわ。
目指したんはアズランの町から見て南東の方にある「スイの塔」。
ここにしかいてへん魔物もおるし、オネエの戦士の腕にはこの辺が丁度良い気がしたんよね。

複雑な階段を上り下りしながら、旅芸人やってる時には苦戦する事もなくなった魔物達を
半分以上大剣に振り回されるようにしながら叩き斬る。
……魔物よりも、私自身の弱さを叩き斬るようにしながら。

そんな鍛練を繰り返す内、私は驚くべきものと出会ったんよ。


まさかの出会い!


にへらにへらした笑顔はわらいぶくろのそれ、でも色や吐き出してるもんは明らかに違う。
……転生種! 今まで噂には聞いてたけど、出会うんは初めて。
流石のオネエも、これには持ってる両手剣を滑り落としそうになったわ。

酒場から一緒に来てもろた僧侶さんの精神力が枯渇しそうになりながらも、オネエ達は
どうにかこうにかこの桃色ちゃんを倒す事に成功したん。
鍛練ついでに木工レシピも手に入ったし、私の心もちょっぴり晴れたわあ。


でも、禍福は捻れ倒したくみひもこぞうの如し。
オネエはこの直後、とんでもない事態に陥ってしもたんよね。


完全に、迷子。


……スイの塔から出られへん。

そう、階段を上ったり下りたりしてる内、帰る道が全く分からんようになってしもてたんよ。
旅芸人やってる間は、迷宮の出口直通の呪文かて使えたんやけど。
この時のオネエはまだまだ若葉マークの取れへん戦士。
思い出のすずの持ち合わせも無かったし、途方に暮れながら塔の吹き抜けを眺めてたわ…。


ああ、このまま私はスイの塔をさ迷う住人になるんや。

最上階には確か可愛らしいお部屋もあったし、それも悪うないかな……なんて思い始めた時。


階下の方から颯爽とした足音が聞こえてきたんよ。
目の前までやって来たそのお人は、迷えるオネエを見事に塔の外にまで連れ出してくれたん!
そのお人、いうんが…このウェディの僧侶、ことこんちえの兄さん。


流石は慈愛の職v


兄さんは困った人を助けて回る「国境なき神官団」の一員やいうて、凛とした姿で
オネエの旅路に祈りを捧げてくれはった。

何でもその神官団は、困った事のある冒険者へ力を貸してはるお人の集まりなんやって。
心は半分スイの塔の住人になりかけてたオネエに、その姿は輝いてみえたわあ…。
もっとも、この兄さんも迷子の先導をしたんは初めてや、言うてはったけどね。


……魔物を斬って仲間を守る事が強さの1つなら。
その背を後ろから支える事もまた、強さの1つになるんやないやろか。
僧侶の兄さんの立ち姿を見ながら…オネエはまた決意を新たにしたんよ。


生半な魔物の爪牙に倒れる事無く、仲間の背中を支えられる旅芸人になったろう、ってね。


…ま、目指すところへ行き着く為には、まだまだ地道な修練が必要そうやけどv


 
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