07≪ 2017/08 ≫09
12345678910111213141516171819202122232425262728293031
-------- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
| スポンサー広告 |
2012-11-02 (Fri)
※ 旅芸人クエストネタバレ注意報 ※


どうも~、久しぶりのオネエです~…。
……。


物語はいつだって非情なもの。


オネエにもねえ、泣きたい日はあるんよねえ。
私の心はウェナ諸島の曇天の如く、降りしきる雨は私の涙の如く……。
……って、湿っぽうしても仕方が無いし、話は普通に続けよか。


旅芸人として、扇と曲芸の修行に明け暮れること、2ヶ月と少しばかり。
最初は倒せる可能性が全然見えへんかった魔物たちも道を空けてくれるようになり。
1人では行ける気すらせんかった遥か遠い五大陸の王城も見学に回り。
王城の周りにある、ちょっと不気味な場所へ足を伸ばせるようにもなってた。

そう、いつの間にか、私のレベルは45を超えとったんやね。
嬉しい反面、このレベルを超えたらやらなあかん事がある。
それはもう一度お師匠の所へ行って……兄弟子との決着をつける事。

レベル45を大きく過ぎてから、私はようやっと兄弟子ゲイザーと向き合う事を決めた。
…いつまでも、兄さんの事を避けて通る訳にはいかへんかったからねえ。
旅芸人を殺し続ける言わはんのやったら、弟弟子としてそれは阻止せんとあかんもの。


いざ、兄弟子の隠れ家へ。


お師匠は、ゲイザーの兄さんがオルフェア近くの洞窟にいる事を教えてくれた。
魔物になってもオルフェアを離れへんかったんは、単に旅芸人が多いからってだけやろか?
芸の心を持ち続けてるから、やったら嬉しいんやけどねえ。

でも、久々に顔を合わせた兄さんは……兄さんは、やっぱり魔物に身を墜としたままやった。
旅芸人は殺す、芸で人は救えないと繰り返して、それでも私に芸を見せてみろと言って。
そう言われたら…磨いてきた技芸とボケでもって、立ち向かうしかないやない?


勝負!


兄さんは強かった。
何せ私が……旅芸人が覚える事の出来る技は、兄さんも覚えてるから。


兄さんの舞い。


タップを踏んで踊る兄さんは、輝いて見えた。
私もその動きで踊りたいと思える位、素敵な動作やった。

自在に躍り動く三又の剣に傷付けられ、キラージャグリングに狙われれて倒れかけ。
それでも私は兄さんの目の前で必死にボケ続けた。
付いて来てくれたお友達も、身を削って魔法を唱えてくれた。
そして。


私のボケを受け止めて!


やっと、やっと兄さんを笑わせる事が出来たんよ!
兄さんが私のボケでもって笑ってくれた事、そりゃもう嬉しかったわ。
だから戦いが終わり、兄さんが「面白い」って言うて……元の人間の姿に戻った時は
ほんまにほっとした。

ほっとした…のに。

兄さんが人間の姿でこの洞窟から出る事は、二度となかったんよ。


兄さんは自ら魔物になった訳やない。ただお母さんが亡くなって、芸に対して抱えた心の闇を
芸の道を踏み外した魔物につけ込まれて、その魔物の手で魔物にされたみたい。
内に秘めた闇が晴れて魔物でいられなくなったから、もう用無し。
その場に乱入してきた3匹の魔物は、そう言って兄さんに火球を浴びせた。

戦いで極度にまで疲弊した後の攻撃……耐えられる訳があるやろか。
兄さんは地面に伏した。
体中から燻る黒煙を上げて、それでも穏やかに話してくれた。

私の会心のボケを見て「面白い」と言うてくれた。
そして、今ならお母さんの気持ちが分かる、って。
お師匠が側にいてくれたから、安心して、安らかな気持ちで逝けたんや、って。


……兄さんが芸の心を取り戻した事、そしてもういない事を伝えたら、師匠は泣いてた。
いつもはのらりくらり話すお師匠がほんの一瞬見せた表情を、私は忘れへんと思う。
兄さんが最期に、私の芸を褒めてくれた事も。


お師匠に大怪我をさせ、兄さんを魔物の道へと墜とし、その命すら奪った闇の旅芸人。
お師匠の兄弟子であり、兄さんの心の闇を利用した魔物、ルルルリーチ。
それが、いつか私が本当の決着をつけるべき相手の名前。

兄さんの時と違って、もう迷いなんかない。
首根っこ洗って待っときや、大兄さん!
| オネエの旅日記 | COM(0) | TB(0) |
コメント







管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。